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株式会社とける3期目の始まり。僕たちは何を目指しているのか、何をしているのか。

株式会社とけるは「あらゆる境界を融かし、未来が歓迎する環境を想像×創造する」というビジョンを掲げ、2021年7月1日に創業しました。

早いもので、2023年7月1日から3期目が始まりました。
概念的、抽象的な会社だと自覚をしているので、3期目が始まったこのタイミングで、一度丁寧にとけるの想いと実際の活動について言語化してみました。

とっても長いので、全部を読むのは大変かもしれないです。
その場合は、「とけるの理念」と「3期目からの挑戦」の部分だけでいいのでみていただきたいです。
※今回のNoteに関しては、とけるとしての主語を大切にしつつも、代表柴田個人の思考と言葉が多く綴られます。


とけるの理念

とけるの理念(Vision / Mission / Value)

【ビジョン】未来が歓迎する環境を想像×創造する
【ミッション】問いと往来で、あらゆる境界を融かす
【バリュー】
可能性を止めない (自分自身(個人×内面))
支えあい、祝いあい、問いあい (自分と仲間の関係性(集団×内面))
構造から始める (自分と組織の関係性(個人×外面))

ビジョンとミッションの意味

【ビジョン】未来が歓迎する環境を想像×創造するとは?
「未来が歓迎する環境」とは何か?については、社会情勢や社会OSなどに変化が生じることによって、都度答えが変わってくると思います。

そういう前提をおきつつ、現時点でとけるが考える歓迎する未来は以下の通りです。

  • 100年先でも活用できる叡智が残されていること

  • 多くの人にとって「幸せ」と思える期間が長く続くこと

  • 予期せぬ事態が起きた時に、すぐにリカバリーできる環境(知恵の蓄積・助け合える人的ネットワーキング)が整っていること

  • 多くの分断が融け、生きづらさを感じる人たちが減っていること

あげればキリがない程に「未来が歓迎する環境」の定義をすることは可能ですが、現時点では上記の四つが「未来が歓迎する環境」の定義とします。

【ミッション】問いと往来で、あらゆる境界を融かすとは?
先述したビジョンを達成するために、僕たちは「問いと往来で、あらゆる境界を融かす」というミッションを掲げています。
※ビジョンを抽象的な表現とし、ミッションをより具体的な表現にした上で理念づくりをしています。

創業当初からは「あらゆる境界を融かす」という言葉をずっと大事にしてきました。
2023年7月から3期目になり、この言葉をより磨き上げることとし、「問いと往来」という言葉を文章の頭に添えました。

「あらゆる境界を融かすために必要なことはなんだろう?」
その問いと向き合った結果出てきた言葉です。

分断が生じている理由はいくつもあると思います。
その中のいくつかを挙げると、「近づこうとしない何かしらの固定概念を持っている」ことや、「思想、政治、宗教、文化的(歴史的背景への)理解が容易ではない」こと、「自分(達)のコンフォートゾーン(と思っている何か)を守りたい」ことなどです。

それらが原因で分断が生じているとするのであれば、どう突破していくべきなのか?
その答えが「問いと往来」ではないか?と考えました。

簡単にいうと「〇〇は絶対に〇〇である」に対して、「〇〇って本当に〇〇なのかな?」という問いをたてるということ。
その問いを立てることによって、考える余白が生まれる。
考える余白が、その事象に対して想像するきっかけを提供し、そのきっかけがその事象に対して理解しようとする気持ちが芽生えることに繋がる。

問いだけでは不十分なことも多くあるので、「往来」という要素も大切になってきます。
具体と抽象、理系と文系、学問と実践、都市と地方、右派と左派、国内と国外、宗教、国籍、LGBTQ+ など。
往来することによって、現時点では相反すると思われるものを受け入れてみようと思える気持ちになると思います。
(「自分の思想とは相反するものに少しでも寄り添おうと思い、往来をするという思考に至るまでの道のりが険しいのは重々承知してます。)

「これが正解」と言うことが本当に難しい社会の中、「問いと往来」を通してさまざまな分断を俯瞰して見ることができれば、結果的に分断の向こう側にあるものを拒絶するのではなく、寄り添ってみようかなという気持ちが生まれてくるはずです。

株式会社とけるは「問いと往来で、あらゆる境界を融かす」というミッションを通じて、「未来が歓迎する環境を想像×創造する」というビジョン達成を目指していきます。
※「では、どのようにそれらを達成していくのか?」ということについては「3期目からの挑戦」の部分で詳しく説明します。

2期目までの事業内容

とけるは理念を達成するために、①プロデュース事業、②コミュニティ事業、③メディア事業の三つの事業を行ってきました。
どのような想いを持って、その三つの事業を行ってきたかを説明していきます。

プロデュース事業

プロデュース事業では、「理念づくり(MVV策定など)」、「採用ブランディング」、「広報戦略策定、伴走」、加えて「事業推進全般サポート(プロマネ)」も行ってきました。

とけるは言葉を大切にしている企業です。
言葉を武器として、プロデュース事業を行なっています。

理念は会社の芯です。
長期的視点で見ると、理念のない会社は途中で方向性を見失ってしまったり、関わっている方々が離れてしまったりする可能性が高いです。

代表はもちろん、共に働いている役員や社員、アルバイトの皆さんも、一緒にそのビジョンやミッションの達成を目指したくなるような言葉を生みだせるように、日々理念づくりに関わっています。

理念づくりを含むリブランディングをご一緒した会社のご紹介。

理念づくりは企業の根幹に関わることなので、その部分を十分に理解した上で、採用ブランディングや広報戦略策定も行なってきました。

「どのような言葉が一番届くのだろうか?」
「どのような発信が、届けたい人に届けられるのであろうか?」

言語化、可視化にこだわり、「届けたいことを届けたい人に届ける」ことを行なってきました。

参考:【厚真町と栗山町がつながる】
二町の人の想いに触れて生まれる、新たな地域の輪

厚真町・栗山町二町連携プロジェクトによる、リーフレット作成(表面)
厚真町・栗山町二町連携プロジェクトによる、リーフレット作成(裏面)

参考:羊のまちしべつ移住体験(全三回の開催企画・運営)

第二弾のチラシ

参考:滝川市おためし地域おこし協力隊

三組の就農希望者を道外から受け入れての「おためし地域おこし協力隊」の企画・運営

その他、クラウドファンディングを通じてのサポートなどは二桁を超える数を行なっています。サポートしたクラファンの一部はとけるWebサイトの実績紹介に記載しています。

コミュニティ事業

コミュニティ事業では「U35-SAPPORO」、「北海道移住ドラフト会議」立ち上げ・運営をしています。

U35-SAPPORO

U35-SAPPORO_logo

U35-SAPPORO
U35-SAPPOROのビジョンとミッションは以下の通りです。
【ビジョン】
U35-SAPPOROは一人一人の願いが叶うまちづくりに
寄与するプラットフォームとなる。

【ミッション】
U35世代から産学官民共創/連携を促進する。

U35世代(概ね22歳~35歳)が集い、行動することで、セクターを超えた連携ができる可能性があると思っています。
それはとてもシンプルな理由で、U35世代にはさまざまな領域で活躍、活動している方々がいるからです。

U35-SAPPOROを通じて、産学官民共創/連携の動きを生み出していくことで、この領域における分断を融かしていきます。

北海道移住ドラフト会議

北海道移住ドラフト会議_logo

北海道移住ドラフト会議とは?
「北海道、美味しい・楽しい・初体験」
そんな決まり文句に、飽きてません?
もっと好き。知りたい。つながりたい。
そんなあなたが求めているのは、北海道のまちと企業と団体と、普通の旅では生まれない、深い関係。
北海道が、あなたを変える。
あなたが、北海道を変える。
まだ知らない北海道と、ドラマチックにスリリングに、出逢い直してみませんか?

北海道移住ドラフト会議公式ホームページより: https://hokkaidoiju.com/

野球のドラフト会議さながらの指名会議の場を用意し、12の球団(自治体・企業)が36名の選手(参加エントリーをした道内外に住む北海道に関わりたい、素敵な人に出会いたい、移住したいなどの想いを持つ方々)を取り合うという、エンターテイメントを大切にしたマッチングイベントです。

この動きを通じて、本来は人材を取り合うはずの企業や自治体が一緒に北海道移住ドラフト会議を作り上げていくという現象が生まれます。
これは意義があり、面白い現象だと思っていまして、広域連携や企業連携を生み出せています。

こちらのプロジェクトも最高なので、ぜひ覗いてみてくださいね。

メディア事業

メディア事業では「拝啓、未来」、「酒屋物語」、「とけ邸(民泊)」の三つの事業を行っています。

拝啓、未来

拝啓、未来は、100年後の未来に想いを届けるWEBメディアです。
「こんな想いや背景があったのか」ーー点ではなく、つながった線でその人を知る。
多様な社会で100通りの答えではなく、無数の「問い」を未来へ残したい。

拝啓、未来_私たちについて: https://mirai.tokeru.link/about/

「未来に残したいものは何か?」という問いを「拝啓、未来」では大切にしています。
世界の至るところで、物質的豊かさをこれ以上追い求めるのが難しいという本来であれば幸せな悲鳴をあげているはずの僕たちですが、それに気づかず「もっともっと」という気持ちで生産を行なってしまっています。

ふと立ち止まり、作りたいものではなく、「残したいものってなんだろう?」という問いを想像したとき、僕たちはなんと答えるのだろうか?

「拝啓、未来」を通じてこの問いが社会に広がった未来には、問いに対する自分なりの答えを持つ人たちが増え、賛同できる答えを持っている人たちが見つかり、「挑戦、応援、支援」で溢れた社会になっているはず。
そんな願いを叶えられるメディアだと信じています。

3期目からはこの要素は大切にしつつも、より「とける」としてのアイデンティティーを強く表し、企業の骨子を担うメディアになっていきます。

酒屋物語

めぐり逢う酒、知る物語
お店を味わう、一瓶を。


酒屋の「物語」を知り、新たな美酒にめぐり逢う。
お酒が買える場所はそこらじゅうにあります。しかし、造られた歴史、美味しさを保つ保存方法、ペアリングするといい料理など、お酒の”本来の価値”を教えてくれるのは酒屋だけ。
「お酒は有名な銘柄しか知らない…」なんて人も多いと思います。一歩踏み出して、店主のお薦めから試してみませんか?
きっと素敵な「物語」と「お酒」に出会えます。

酒屋物語: https://sakaya-story.com/

立ち上げの経緯

「酒屋物語」は札幌市内の酒屋の商品やお店の背景を知ってもらい、人と酒屋が出会う場をつくることを目的としております。札幌市内で活動している事業者・学生・クリエイターを集い、有志により立ち上げられたプロジェクトです。
・酒屋を知るきっかけを
・酒屋をもっと身近な存在に
・自分好みのお酒に出会える奇跡体験を
本プロジェクトでは、これらを実現できる未来を目指して取り組んでまいります。
私たちは酒屋を知り、酒屋が個人との関わりを持つ可能性を感じました。これまでも、これからも酒屋と人が出会う場をつくっていきます。

立ち上げの背景は、当時書いた想いからはほとんど変わっていないので、サイト内の文章をそのまま引用しました。
若者のお酒離れが進んでいるとよく耳にしますが、日本国内に物語が詰まっていて、味も素晴らしいお酒がたくさんあります。
それらの物語と味を嗜みながら、笑顔で盃を交わす場面が増えたらいいな。
そんなことを思いながら、酒屋物語は運営しています。

月に一度公開のPodcastも始まっていますので、ぜひご視聴ください。

とけ邸

「とけ邸で新たに出会う」
それは、人だけでなく、自分、もの、場所、気持ちかもしれない。
何かに出会うオフラインのメディアとしての役割も担っていきたい!
有意義で充実した時間を過ごせるような場所を作ります!

とけ邸クラウドファンディング 「ACT NOW」: https://actnow.jp/project/tokeru-minpaku/detail

株式会社とけるの登記地である「北海道厚真町」にて、2023年8月より民泊「とけ邸」をオープンします。
宿泊事業ではなく、多くの出会いと発見に溢れた場所という意味合いを持たせオフラインの「メディア事業」という位置付けにしています。

これから始まるとけ邸にぜひ遊びにきてくださいね。

この世界を目指し始めた背景

少し過去に遡り、僕が高校時代に経験したことをお伝えします。
※本当に長くなってしまうので、文脈が崩壊しない程度に割愛しながら書き進めます。

僕が通っていた高校はプロテスタント・キリスト教主義の学校でした。
この学校では研修旅行(他学校でいう修学旅行)があり、「日本と戦争において関わりのある国」に訪問し、学びを深めるというテーマ設定がされていました。

この時僕は複数のコースから韓国コースを選び、合計60名ほどの韓国コースを選んだ学生の中で学生代表を担うことになりました。

多くのプログラムが用意されている中で、第二次世界大戦中に日本の兵隊に(言葉を選ばずにいうと)性の奴隷にされていた女性たちが住む「ナヌムの家」という場所に訪問し、話を聞くというものがありました。

訪問することに、内心恐れを抱いていたことを今でも覚えています。

その恐れとは裏腹に、バスを降り立った僕たちをあたたかいハグで迎えいれてくれて、泣きながら当時の様子を語ってくれたのでした。

思い出すことさえ辛いであろうことを、僕たちのために語ってくれた彼女たちに対して感謝と尊敬の念を覚え、同時に自分の無知に対する怒りの気持ちが湧き上がりました。

「無知は罪だ。もっと勉強して世界で何が起こっているかを知る必要がある。世界のどこかで悲しんでいる人が一人でも減ってほしい。」と強く思ったのでした。
※今振り返るとこの辺りの「戦争」「情報の遮断」「悲しみの蔓延」などのキーワードから「分断」に意識が向き始めたのだと思います。

柴田の勝手な考察ですが、分断がきっかけで以下のような悪循環が生じると思っています。

①分断が生じる
②分断が理由で物理的・心理的に寄り添えない
③寄り添えないため、相手の立場や思考を想像できない。
④想像できないと理解できない。(理解しようという姿勢すら生まれない)
⑤理解できないことには恐れが生じる。
⑥恐れているものは触れてはいけないものと見なし「無関心」、または「攻撃対象」となる。

※そもそもなぜ分断が生じるかという話は一旦脇においておきます。

韓国でのこの体験が大きなきっかけとなり、大学は明治学院大学の国際学部国際学科へと進学し、飢餓・貧困・紛争・子ども兵・地雷問題・核抑止論…などなど、挙げればキリがないほどの「解決困難」な問題と向き合ってきました。

国際学部の仲間たちと集い、話し合う場を主宰

そのような問題と向き合っていると、解決が無理難題に思えるようなものばかりが蔓延している社会なのだと気づき、絶望を感じたこともありました。

それでも大学時代に出会った社会人の方が「微力だけど、無力ではない」という言葉を教えてくれたことで「解決ができなくても、改善はできる」と信じられるようになりました。

「解決困難な無理難題が改善できるような力を得るために、まずは目の前の手の届く範囲のことから着手していこう」

当時ここまでの言語化はできていませんが、高校2年生~大学2年生くらいの期間で、上記のような思考と方向性が見えてきたことを覚えています。

その後、(かなり割愛しますが)「何をするかではなく、誰とやるか」を大切にした上で、大学卒業と同時に友人と起業し、「すべての人がただいまと言える居場所をつくる」というコンセプトで「Guest House waya」というゲストハウスを2014年10月に札幌で開業しました。

ゲストハウスwaya_オープニングパーティー時の記念撮影

ゲストハウスで毎日のように世界中の旅人や地域の方々が訪れて、「社長・部長・課長」などの肩書きではなく「一人の人間」としてそこに訪れた人同士がコミュニケーションをとり、友人になっていくという場面を何度も見てきました。

加えて、アメリカ人二名、タイ人一名を社員として雇用したことや、短期的に関わってくれた総勢300名以上の国内外からのヘルパーが関わってくれたことで、とても貴重で学び多き時間を一緒に過ごすことができました。

その過程の中で、国籍、言語、人種、宗教、信条、性別、世代、肩書、業種などに関わらず、「一人一人と丁寧に向き合えば関係性を築いていけること」や「場をうまくファシリテーションすることができれば、人と人を繋げていくことができる」ということを確信しました。

国籍問わず、みんなが笑顔になれる場所

国際学部の時に抱いた「解決困難な無理難題が改善できるような力を得るために、まずは目の前の手の届く範囲のことから着手していこう」という想いが少しずつ達成されてきたと思えるようになりました。

もちろん、単純に毎日が楽しく、充実した日々を過ごしていたので、上記のようなことばかりを常に考えていたわけではないです。毎日たくさん笑っていました。いい思い出ばかりです。

このような日々が毎日続くだけでもとても幸せな人生だった気もします。
それでも「解決困難な無理難題に向き合っていきたい」という想いは消えることなく、心の中で燃え続けていました。

「目の前の手の届く範囲のことから着手する」ことをやり続けた20代。
僕がこれからやっていきたくて、やっていく必要があると思ったことは、「目視が困難で、手の届かない範囲のことに着手する」ことでした。

要するに、より抜本的な部分である「分断が生じる構造」と向き合っていく必要性を感じたのです。

そのことに挑戦するために創業した会社が「株式会社とける」です。

2021年7月に創業し、2期目が終わりました。
2023年7月から3期目が始まりました。
これから、とけるらしさを詰め込んだ挑戦を始めます。

3期目からの挑戦〜100年後の人類も使用できる「分断を融かすための体系化された叡智」をこの世界に残す〜

「未来に残したいものは何ですか?」

「拝啓、未来」で大切にしている問いです。

この問いに対する僕の答えは、
100年後の人類も使用できる「分断を融かすための体系化された叡智」です。

世の中には分断が蔓延っています。
分断があることで生きづらさを感じたり、なんでも諦めがちになってしまったり、無関心になってしまったり、争いを起こしてしまったり、と。

僕は、それらの大きな原因の一つが「分断」だと思っていますが、そう思っていない方もたくさんいるはず。

僕は今まで書き綴ってきたことを理由として、「分断を融かしていきたい」と強く思っています。

しかし、とけるが分断を融かせたとしても、そのインパクトはとけるの手の届く範囲だけになってしまいます。

「目視が困難で、手の届かない範囲のことに着手する」ためには、分断を融かすための知見を体系化し、世の中に提供していく必要があります。

体系化していくためには、分析が必要で、分析をするためには素材となる情報が必要になってくる。

そういった逆算思考の末、たどり着いた僕たちの3期目の挑戦が以下の通りです。

①「拝啓、未来」を通じて、国内外の「とかし屋」を取材していく。
今までの「拝啓、未来」では、特定のジャンルに絞ることなく、素敵な想いをお持ちで、素敵な活動をされている方々を取材させてもらっていました。

過去、現在、未来の時間軸でお話を聞き、最後に「未来に残したいものは何か?」を尋ねるという方法です。

今後「拝啓、未来」では、取材対象を「とかし屋」に絞ることにしました。
とかし屋の現状の定義は以下の通りです。

・固定概念を打破する示唆を与えている人
・分断を融かすための活動をしている人
・多くの人にとって「幸せ」と思える期間が長く続くことに寄与している人

上記3つの定義に基づき、国内外にいる「とかし屋」を取材していきます。
取材をさせていただいた「とかし屋」の皆さんの記事は、今後リニューアル予定の「拝啓、未来」で公開していきます。

※EC機能を設けて、「とかし屋」の思想が出来上がった背景を知れる書籍や映画、または愛用しているツールなども紹介していこうと思っています。

②集まった情報を分析して、「とかし屋」の共通点を見出す。
「とかし屋」の取材を通じて共通点が見えてくるはずです。

例えば、「共通言語」「共通の想い」「原体験」「願い」「課題」「怒り」「手法」「思考」「理論」「感情」「事象の捉え方」など。

取材を通じてそれらの項目に関する言葉や想いを引き出していきます。
取材とは別に、今後作成するアンケートへの回答もお願いしようと思っています。
取材とアンケートを通じて、「とかし屋」の共通点を見出すための分析が可能になります。

※既存のとけるメンバーはこの点は長けていないので、データサイエンティストの方などに相談をしていく予定です。


③国内外の「とかし屋」になりたい人が、「とかし屋」になれるメソッドを確立させる

分析の結果「とかし屋」の共通点を見出せた後、またはその途中から「とかし屋になるためのスクール」のようなこともやっていきたいと思っています。

国内外に「とかし屋」が増えていった先の未来は、きっと多くの分断が融けているはずです。

しかし、分断を融かすことは簡単なことではありません。
国内外の「とかし屋」が繋がり、リアルタイムで情報を共有しながら、知見を蓄え続けていく必要があります。

その方法として「とかし屋」になるためのメソッドを確立し、学びの場(スクール)を開講することで、共に学びを深め、支え合い、知見を共有し、分断を融かしていきます。

④「①〜③」の動きを通じて「100年後の人類も使用できる【分断を融かしていくための体系化された叡智】」を確立する

①〜③の動きを通じて、最終的には「100年後の人類も使用できる【分断を融かすための体系化された叡智】をこの世界に残す」ことを実現します。

実現に向けたプロセスと実現した先の未来を通じて、とけるは世界(人類、社会、環境などを含む)に貢献していきたい。

今までゲストハウスwayaなどの宿泊施設、U35-SAPPORO、北海道移住ドラフト会議、北海島プロジェクト、ゲストハウスサミット、一般社団法人DO FOR FISH(急に名前を出したものもありますが…)などを通じて、以下のことを実践してきました。

・産学官民共創/連携
・広域連携
・国内外連携や繋がり促進
・多世代連携
・同業者(競合他社)連携
・オンライン/オフライン連携(連動)

一つ一つの知見の深さが足りていないところはもちろんありますが、実践をしながら、知見を蓄積していく上ではとても貴重な経験をできていると思っています。

加えて、今までの実践の中から分断を融かしていくために必要ないくつかのことは見えてきました。
こちらもまだまだ荒いですが、いくつか共有します。

・背景(歴史)理解
・構造理解
・ステークホルダーの数と属性と関係性
・願い(課題解決<願いファースト)
・問いと往来
・EQ(心の知能指数)

まだまだ探究が足りないのは重々承知ですが、現在分断を融かしていくために上記の6つはとても重要な項目だと思っています。
それぞれの項目では、以下のような問いを設けるとよいと思っています。

・背景(歴史)理解
対象とする人・もの・ことにはどのような背景があるのか?
どのような歴史が積み重なってきたのか?
どのような権力・権威に従ってきたのか?
何を大切にしているのか?

・構造理解
どのような思想・思考が根付いているのか?
何をOS(基盤)としているのか?
どのような組み立てられ方をしているのか?

・ステークホルダーの数と属性と関係性
どれほどの数の関係者がいるのか?
どのような属性の方々が関係しているのか?
どのようなパワーバランスなのか?

・願い(課題解決<願いファースト)
どのような願い(叶えたい想い)を持っているのか?
どのような未来を望んでいるのか?
何を大切にしてきたのか?していきたいのか?

・問いと往来
どのような問いを投げかけるべきか?
視野狭窄に陥っている可能性はないか?
何かを盲信していないか?
違う視点を持てているか?
視座の高さはどれほどか?

・EQ(心の知能指数)
柔軟性はあるか?
共感力はあるか?
傾聴力はあるか?
ストレス耐性はあるか?
素直であるか?
粘り強いか?

僕たちとける社は「100年後の人類も使用できる【分断を融かすための体系化された叡智】をこの世界に残す」ために、今後「とかし屋」の取材を皮切りに、世界中から知見を集め、分析し、体系化していきます。

「資金」と向き合う〜挑戦の達成に向けて〜

100年後の人類も使用できる【分断を融かすための体系化された叡智】をこの世界に残す」という挑戦は、果てしなく長い道のりになると思います。
せっかくの長旅なのであれば、多くの人と一緒に歩んでいきたいです。

この挑戦を達成するためには、資金を稼ぐ、調達することとしっかりと向き合う必要があります。
現在考えている方法を記載します。

■資金を稼ぐ
①「とかし屋」の商品や「とかし屋」が影響を受けた商品を「拝啓、未来」ECで販売
②とかし屋との共同での商品開発プロデュース
③その他プロデュース業全般(体系化に向けた動きの延長線上で得られる知見を活用しての、1, 理念づくり(企業・自治体・その他組織) 2,チームビルディング(企業・自治体・その他組織)3, リブランディング など)
④コンサルティング・顧問契約(現在三社とコンサルティング・顧問契約を結んでいます。どのようなことができるかは、興味を持ってくださった方々に直接お話しさせていただきます。)
⑤プロマネ(プロジェクトマネジャー)として、プロジェクトベースでの参画
⑥講演会・イベントなどの「企画・運営・プロマネ」「登壇」「モデレーター・ファシリテーター」として参画
⑦新規事業開発全般サポート
⑧コミュニティ組成・運営
⑨クラウドファンディングサポート全般
※上記項目を通じて得た収益の一部を、お伝えした挑戦に充填していきます。

■資金を調達する
①出資を募る
②私募債を発行する
③月額個人/法人パートナーを募る

「資金を調達する」に関しては、今まさに整えている最中です。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、この挑戦に共感をしてくれて、「分断を融かすための体系化された叡智」をこの世に残すことに力を貸してくれる方々から資金を募っていきたいと思っています。

既存の資本主義の構造上、自分自身にわかりやすく直接的なリターンがないものに出資をするということはイメージがしづらいと思いますが、僕はそのような方々がこの世界にはたくさんいると信じています。

そんな方々と一緒に「分断が融けていく世界」を作っていきたいです。

このnoteを最後まで見てくださった方々へお願い

こんなにも長い記事を最後まで見ていただきありがとうございました。

今まで「やりたいことがわかりづらい」と言われ続けてきました。
それはそうですよね。
まだほとんどの人が挑戦していないことに挑戦するのだから。

「わかりやすく伝えるためにはどうすればいいのか?」と考えてきましたが、この記事を宣言とし、これからは「わかりづらい」と言われてもあまり気にしないことにします。

僕個人としてもわかりやすい肩書きを考えようと思い、「関係構築プロデューサー」と言っていた時期もありますが、これからは「"とかし屋"です」ということにします。

端的にわかりやすく伝える必要性が高まっている世の中に逆行する形ですが、誤解なく想いを丁寧に伝えるためにはしっかりと長文で伝えることも大切ですね。

この記事の最後は皆さんへのお願いで終わりにしたいと思います。

とけるの現在地から考えると、これは壮大な挑戦です。
そして、社会実験です。

到底、僕たちだけでは達成することのできない挑戦です。
これを達成するためには、多くの人の力が必要です。

どうか皆さん力を貸してください。

「どう力を貸せばいいかわからない」という方もいらっしゃると思うので、以下に記載させていただきますね。
記載する応援方法は現在整え中です。今後以下の項目を整えていき、整い次第追って情報共有させていただきます。

■(これからのとけるに対する)応援方法

①「とかし屋」を紹介する
→国内外にいる「とかし屋」をぜひ紹介、お繋ぎいただきたいです。取材やアンケートを通じて分析をするための情報を蓄積します。先述の通り「とかし屋」の記事は、とけるオウンドメディア「拝啓、未来」にて随時公開していきます。

②月額 個人/法人パートナーになる
→現在、個人/法人月額パートナー制度を整えています。
(個人は1,100円から、法人は22,000円からを予定)
パートナー制度の始動をいつにしようかはまだ確定していないので、もうしばらくお待ちください。

リターンのようなものは用意しますが、「贈与的視点」を持っていただけると嬉しいです。一緒に「分断を融かすための体系化された叡智」を生み出し、「未来が歓迎する環境を想像×創造」していきましょう。
※指定の勘定科目での領収書の発行も可能です。月額・年額のどちらでも支払い可能にします。
※1年単位での登録期間更新を予定しています。

③私募債を購入する
→具体的な金額、実際に発行するかについてはまだ確定はしていません。
確定後に私募債を購入してくださる方を募ろうと思っています。私募債購入者だけの合宿を、年に1回など行いたいと思っています。

④出資する
→とけるはユニコーン企業を目指すような会社ではないので、出資をしたとしても短期的なリターンが少ないと思います。それでも、僕たちの挑戦に共感をしてくださって、一緒にその未来を作ってくれる方々から出資を募ろうと思っています。こちらもまだ具体的なロードマップは描ききれてないので、追って情報共有させてください。

⑤「資金を稼ぐ」の項目で記載した内容から、とけるに仕事を発注する
→調達以外にも「資金を稼ぐ」の項目で記載した内容を通じて、これからも売上を上げていこうと思っています。売り上げが上がれば上がるだけ、この挑戦に充てられる予算が増えていくので、達成に向けてのスピードがグンと上がっていくはずです。発注できそうなものが思いついた方がいれば、ぜひ気軽に連絡してください。

⑥株式会社とけるや「拝啓、未来」の取り組みを友人や知人に広める
→僕たちの会社の存在やこれからの挑戦を、周りの友人や知人に広めていただけるだけでもとってもありがたいです。

⑦知り合いのメディアに紹介する、自分のメディアに出てもらう
今後この挑戦を広めていくことや、仲間を増やしていくためにもメディア露出を増やすことが必要になっていきます。
知り合いのメディアがいれば紹介していただいたり、もしご自身でメディアをお持ちでしたら出させていただけるのであれば嬉しいです。

⑧アドバイスをする。人つなぎをする。
資金調達の方法や、資金を稼ぐための手段、「分断を融かすための体系化された叡智を残す」ために必要なことに関してなどのアドバイスをいただけたら嬉しいです。
加えて、この挑戦の達成に向けて出会うべき人がいたり、アドバイスをくださる方がいればぜひお繋ぎしてほしいです。

⑨「拝啓、未来」の記事を読む、拡散する
今後「とかし屋」の記事を「拝啓、未来」で随時公開していきます。
その記事を読んでいただけたらとっても嬉しいです。
さらに、SNSで拡散や、口頭での伝達などをしていただけたらさらに喜びます。

上記のような応援をしてくださるととっても嬉しいです。
関わりシロだらけのプロジェクトになると思います。

改めて、「100年後の人類も使用できる【分断を融かすための体系化された叡智】をこの世界に残す。」という挑戦をこれから行なっていきます。

皆さんの力をどうか貸してください。
一緒に「未来が歓迎する環境を想像×創造」できますように。

株式会社とけるについて

株式会社とける
2021年7月創業
【ビジョン】未来が歓迎する環境を想像×創造する
【ミッション】問いと往来で、あらゆる境界を融かす
【バリュー】
1, 可能性を止めない (自分自身(個人×内面))
2, 支えあい、祝いあい、問いあい (自分と仲間の関係性(集団×内面))
3, 構造から始める (自分と組織の関係性(個人×外面)

■とけるチームメンバー

(写真右:柴田、左:三川)

代表取締役  柴田涼平
北海道稚内市出身
1992年3月9日生まれ
※背景を丁寧に書いたので、プロフィールは割愛します。

【SNS】
FBメインアカウント:https://www.facebook.com/rio3900
FBサブアカウント:https://www.facebook.com/shibata.rio.5
Twitter:https://twitter.com/rio3900
Instagram:https://www.instagram.com/rio_tokeru/

【肩書き】
株式会社とける 代表取締役
合同会社Staylink 共同創業者
NPO法人 E - LINK 理事
ラフグループ 顧問
株式会社H.Eグループ CSO
一般社団法人シェアリングエコノミー協会 北海道支部副支部長
一般社団法人DO FOR FISH 顧問
一般社団法人さーもんず 代表理事

【紹介動画】

三川璃子
北海道札幌市出身
1996年6月15日

株式会社とけるコンテンツディレクター。拝啓未来Webメディアの編集を担当。各プロジェクトのディレクションにも携わる。

これまでは「無拠点女子」として自由な働き方を発信しながら、フリーライターとしてWEBコラムやインタビュー記事などを執筆し活動。「新たな選択肢を増やす」を目的として、フリーランス育成講師、イベント企画等を行う。