【イベレポ】5年後の自分へ「拝啓、未来」手紙を埋める、タイムカプセルイベントを開催
こんにちは!株式会社とけるの三川です。すっかり4月になり、新年度が始まりましたね。
大人になっても新年度に向けてワクワクしたい!という想いで、先日3月17日「拝啓、未来」〜未来へ手紙を埋めよう〜を開催しました。
「未来の考え方」についてゲストから話を聞きながら、参加者みんなで5年後の自分に向けて手紙を書きました。
WEBメディア「拝啓、未来」を休眠させる=想いを埋めるタイムカプセルに
「拝啓、未来」では、100年後も過去の出来事や人に寄り添えるように、「未来に残したいものは?」という問いを大切にしてきました。
この度、運営体制の変更などがあり休眠することとなりましたが、記事は公開し続けます。想いが詰まったタイムカプセルが未来に残り続けるように、時期は未定ですが、運営再開も検討しています。
今回は「拝啓、未来」の休眠に伴い、タイムカプセルイベントを開催することとなりました。
【ゲスト対談】インタビュイーから学ぶ「未来の考え方」
本イベントでは、過去に「拝啓、未来」で取材をした有限会社丹羽林業の丹羽智大さん、合同会社ジモトファブの土山俊樹さんをゲストに招き「未来の考え方」をテーマに対談いただきました。
登壇者紹介
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ファシリテーターは、二人の記事を執筆した拝啓未来編集部の谷郁果が務めます。
インタビュー当時と今とで、「未来に残したいもの」に変化はあった?
ゲスト二人のそれぞれの現在の活動を伺いつつ、イベント終盤では記事のテーマでもある「未来に残したいもの」についてお話ししていただきました。
ーー丹羽さんは当時、「森を守る“意識”を残していきたい」とおっしゃっていましたが、その後変化などありましたか?
丹羽:大きくは変わっていないです。木を1本1本丁寧に管理して、価値を最大にすることで、森の価値も上がっていく。そうするとまた次の世代にも森を育てるための「意識」が変わっていくんじゃないかなと思うんです。
あと、森への意識を残したいのは変わらず、自分の地元を残すことも大切だなと感じています。
小さいころ、地元の大人たちが楽しそうに見えていたんですよね。毎晩近所で仲良く飲んだり、バーベキューしているのを見ていて、いいなぁって思いました。外に出てみるとその環境が当たり前じゃないことに気づいたんですよね。
自分自身、地元の思い出が心にあったから、Uターンして戻ってきたっていう経緯もあるので、おもしろい人たちが集まる「地元」を残したいなと思いますね。
ーー土山さんは「もの自体ではなく、ものづくりの知見や知識が集約されたものを残していきたい」とおっしゃっていましたが、その後の変化は?
土山:根本的に考えや想いは変わっていないです。ものづくりの過程をしっかりレポートすることが未来につながると思っているんですが、利用者の数が増えて、記録し続けることが難しいと感じていることろです。
土山:レポートがなぜ大切なのかで言うと、利用者さんがものづくりをする上で問題に直面したとき、「失敗談」があると最短距離で解決に向かうことができるんですね。ものづくりをイメージする上で”成功談”も必要ですが、ものづくりのハードルを低くするためにも”失敗談”を記録していくことが大切だと感じています。
今はまず未来に向けて、いかにものづくりのハードルを低くするかに注力したいと思っています。
5年後の自分へ手紙を書く
トークセッション後は、参加者全員で5年後の自分に手紙を書きます。
「未来の自分に、今自分が流行っているものを伝えたら面白そう」
「今誰と一緒にこの手紙を書いているのかを書くと5年後に”今日”という日をイメージしやすそう」
など参加者同士で5年後をイメージしながら、未来の自分と向き合います。真剣に30分かけて手紙を書く参加者もいました。
「5年前と変わっていないものってなんだろう?」
5年後の手紙の届け先住所を書くときに「住所は案外5年で変わってしまうかも」と気づいた問いでした。
(※参加者の想いのつまった手紙たちは、後日タイムカプセルに入れて埋蔵予定。)
最後に
今回のイベントでは、ゲストの二人から「未来に残したいもの」の変化や想いの背景を聞き、手紙を書くことで自分の未来を考えるきっかけになったと思います。
あの時の自分の想いが今も宿っているのか、数年たって振り返ることが大切だなぁと感じるイベントでした。
5年後にタイムカプセルを開けるのが楽しみです!